ジョーダン・ヘンダーソンを中心として中盤の構成から脱却を狙うリバプールは、今夏の移籍マーケットで大幅な入れ替えを予定している。ジェームズ・ミルナーら複数のミッドフィルダーがフリーで退団することもあり、単純な枚数も確保しなければならない。
ブライトンMFアレクシス・マック・アリスター獲得に動くリバプールだが、チェルシーから心が離れつつあるイングランド代表MFメイソン・マウントにも注目している。さらには、バイエルンで出場機会に恵まれていていない元アヤックスMFライアン・フラーフェンベルフも候補のひとりと言われて久しい。
海外メディア『Football Insider』によれば、リバプールが獲得を狙う同選手に対して、マンチェスター・ユナイテッドも関心を示しており、ミッドフィルダー陣の強化を目論む同クラブは獲得リストに名前を加えたようだ。
アヤックス時代に指導したエリック・テン・ハフ監督率いるユナイテッドは、ブラジル代表MFカゼミーロやデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンらを補強し、復活の兆しを見せる同クラブだが、中盤の年齢層は高く、20歳ミッドフィルダーは魅力的に映る。
リバプールにとっても、ミッドフィルダー陣の世代交代に加えて、中盤の戦力アップに繋がるであろう人材であり、移籍金の高騰から獲得に至らなかったイングランド代表MFジュード・ベリンガムにも通ずるダイナミックなプレースタイルは魅力度が高い。
同じく、ベリンガム争奪戦に敗れることが濃厚なマンチェスター・シティもドイツ王者で出番に苦しむオランダ代表ミッドフィルダーに関心を持っているとも言われており、今夏の移籍市場では熾烈な獲得レースが展開されるかもしれない。
まずは、トーマス・トゥヘル監督含め、所属クラブとの話し合いで今後について検討するライアン・フラーフェンベルフだが、ヨシュア・キミッヒやレオン・ゴレツカ、ジャマル・ムシアラらドイツ代表の実力者とのポジション競争が待ち受けており、プレー時間を求めて移籍を志願する可能性もある。
はたして、元アヤックスMFは一年でドイツを後にし、プレミアリーグ初挑戦にあゆみを進めるのだろうか…？