新ポジションの打診はアーセナル戦 “前日” だった!?トレント・アレクサンダー=アーノルドが戦術変更の裏側を語る!

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The new position was approached "the day before" the Arsenal game! Trent Alexander-Arnold tells the story behind the tactical change! チーム

2022-23シーズンが開幕してからというもの、リバプールは不振に苦しんだ。序盤戦はミッドフィルダー陣に負傷者が相次ぎ、中盤戦はフォワード陣の主力が離脱してしまい、ユルゲン・クロップ監督が希望するようなスタメンを組めずに困難な時期を過ごした。

新年を迎えて、怪我人が戻りつつあった中でも不安定なパフォーマンスから脱却できず、主要メンバーのコンディション不良も重なった結果、下位チームにもあっさり負けるなど勝ち点を取りこぼし続けた。

ところが、シーズン終盤にかけて、怒涛の追い上げで一気にプレミアリーグ5位まで駆け上がった。その中心にあったのが、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのポジション変更。守備時は右サイドバックだが、攻撃時に転じる際にはファビーニョとともに中盤の底からボールを配給するようになった。

ワンボランチでは捕まることも多かったが、2枚になることでプレスを回避。元々長短のパスセンスはイングランドでも屈指の実力を有しており、真ん中でのプレーでリバプール全体の攻撃も活性化された。

実際にポジション変更になったのが、アンフィールドでのアーセナル戦。同ディフェンダーは、その前日にクロップ監督から新たな戦術を提案された事実を明かし、新しい役割にワクワクしていたと、当時の心境を語った。

「トレーニングピッチで、監督が戦術シートを取り出して僕に見せてくれたんだ。」

「守備の面では何もかもが普通だったけど、ボールを持っているとき、彼は僕を2番目の6番として望んでいた。説明されたのは、インサイドでのプレーを向上させることだった。中央をコントロールすること。そのエリアにもう一人選手を加えること。そのために必要なことができると、彼は僕を信頼してくれた。」

「僕は興奮したよ。チャンスだと思った。これまでプレーしたことのないポジションだけど、そこで自分ができることを証明したかったんだ。」

「でも、正直なところ、あまり準備できなかった。試合の前日の出来事で、簡単なセッションを行っただけだったんだ。アーセナルと2-2で引き分けた試合では、プレーしながら覚えていく感じだったよ。」

「いまでは、いい感じだ。僕にとって自然な感じだよ。そこでパフォーマンスを発揮できているように感じる。ゲームに影響を与え、ゲームを変え、ゲームを決定付けることができるんだ。それを続けていきたいね。チームが試合に勝ち続けられるようにサポートしたい。」

The Athletic
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