ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラら30歳を超えたミッドフィルダー陣からの世代交代を狙うリバプールは、2024年6月までとなっている契約更新が難航しているチェルシーMFメイソン・マウントの動向を追い続けている。
多くの報道やジャーナリストがリバプール優勢を伝える一方で、7000万ポンド(約98億円)とも言われる要求額は高すぎる。契約期間が残り1年で、イングランド人というプレミアム価格を上乗せしたとしても、5000万ポンド(約70億円)が上限だろう。
依然として、チェルシーとの交渉は続くが進展が見られない。フリートランスファーを避けるためにも、今夏での売却が噂されるイングランド代表MFに対して、マンチェスター・ユナイテッドが争奪戦に参加。5500万ポンド(約77億円)に上るオファーを準備していると、英『Daily Mail』が報じた。
メディアで出ている金額からはほど遠い金額であり、現時点でチェルシー側が首を縦に振るとは思えない。これまで報じられていた金額よりも高額な8500万ポンド(約119億円)を移籍金として設定しているとも言われ、売却するにしても入札合戦でその金額の吊り上げを狙っている。
アカデミー時代からチェルシーで育ち、通算195試合に出場。イングランド代表でも36試合でピッチに立つ24歳ミッドフィルダーは今夏の人気銘柄になる可能性があり、本格的な入札合戦になった場合にはリバプールが手を引く可能性も否定できない。
次期監督となる見込みのマウリシオ・ポチェッティーノ氏もまたイングランド代表MFの大ファンであり、残留を要請しているとも。
はたして、プレミアリーグのビッグクラブを巻き込んだ争奪戦は、どのような決着を迎えるのだろうか…?