ユルゲン・クロップ監督とともにリバプールを世界でもトップクラスに育て上げた選手たちが30歳を越え始め、新世代を担う選手たちへのバトンタッチが急務になっているリバプールは、今夏の移籍市場で積極的な補強に動き出す予定だ。
最近は好調ブライトンを牽引するひとり、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとの個人合意に近づいていると報じられる中、海外メディア『Goal』ニール・ジョーンズ記者は中盤や最終ラインの補強ターゲットについて言及している。
「ロベルト・フィルミーノ、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンの4選手が自由移籍となり退団する。ジョエル・マティプとナット・フィリップスは売却の可能性があり、クィービーン・ケレハー、コスタス・ツィミカス、ファビオ・カルバーリョには関心が届くと予想される。」
「少なくとも2人の新しいミッドフィルダーと契約することが優先事項である。ブライトンのマック・アリスターは重要なターゲットであり、リバプールはチェルシーのスタープレーヤー、マウントを獲得するチャンスがあると信じている。」
「バイエルン・ミュンヘンが売却を選択した場合、ライアン・フラーフェンベルフが注目されるだろうし、トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)、マテウス・ヌネス(ウルブズ)、ケフレン・テュラム(ニース)なども評価されている。」
「また、マティプとフィリップスが退団する場合は、守備の強化も望まれる。アヤックスのユリエン・ティンバーが噂されているほか、ナイフ・アゲルド(ウェストハム)、レヴィ・コルウィル(チェルシー、ブライトンにレンタル中)なども候補にあがっている。」
Goal
イングランド代表MFメイソン・マウントに関しては、チェルシーが高額な移籍金を要求するとも言われ、契約期間が残り1年に迫っている選手に出す金額ではない。フラーフェンベルフもバイエルンが退団を容認するかは話し合い次第で、未来は誰にも読めない。
優先順位の高い選手たちを確実に迎えられるわけではなく、また限られた予算内で賢い補強プランを実行しなければならないリバプールは、来シーズンにどのような布陣で臨むことになるのだろうか…?