主力組の年齢が上がり、今夏の移籍市場においてミッドフィルダー陣の大幅な入れ替えを狙うリバプール。加えて、ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンの3名も契約を更新せずに退団するため、純粋な枚数確保も課題だ。
獲得リストの上位には、チェルシーMFメイソン・マウントやブライトンMFアレクシス・マック・アリスター、バイエルン・ミュンヘンMFライアン・フラーフェンベルフらの名前が載っている中、海外メディア『Football Transfers』によると、リバプールはオランダからの補強に関心を持っているようだ。
同紙が挙げた選手は2名。ひとりは、フェイエノールトに所属するトルコ代表MFオルクン・コクチュ。もうひとりは、AZアルクマールに所属する元オランダU-20代表MFタイアニ・ラインデルス。
両足を使えるフェイエノールトMFは、今シーズン44試合12ゴール5アシストと、得点も取れるミッドフィルダーとしてエールディヴィジで名を馳せている。そのうち、10試合はヨーロッパリーグで、ラツィオやASローマらと対戦経験を持つ。
年齢もまだ22歳で成長の余地を残しており、初挑戦となるプレミアリーグで才能を開花する可能性もある。契約満了は2025年の夏で、他のターゲットに比べれば、だいぶ安価での獲得ができるはずだ。
AZアルクマールで活躍する24歳MFタイアニ・ラインデルスは、今季52試合8ゴール10アシストと多くの試合に出場。国内リーグで4位につけるチームの主軸を務めており、そのポテンシャルが高く評価されている。
契約は2027年まで残っており、コクチュよりも移籍金がかかる可能性がある。24歳と2歳年上であることも考慮すれば、トルコ代表MFを優先すべきかもしれない。
いずれにしても、他のメディアで両名の名前を見かけることがなく、本当にリバプールが獲得を狙っているかは未知数。スカウトチームがパフォーマンスを確認していることはあり得る話だが、具体的な行動に繋がるとは限らない。
はたして、リバプールはこの冬に続き、エールディヴィジから選手を補強するのだろうか…?