昨夏の移籍市場でリバプールに加わったポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョは、ベストなポジションを見出せなかったこともあり、フラム時代のような輝きを放てずに燻っている。シーズン後半戦は完全に蚊帳の外になり、ベンチ外になることもしばしば。
フラムでプレーしていた際には、セルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチの後ろ、トップ下で活躍。アンフィールドでは左ウイングやインサイドハーフに適応できずに、この夏にはレンタル移籍を中心に噂が囁かれている。
まだ20歳で、ポテンシャルは依然として高く評価されており、複数クラブによる争奪戦が想定される中、若手育成に定評のあるRBライプツィヒが触手を伸ばしており、先日には1回目のオファーを提示したが、完全移籍を望まないリバプールはそのアプローチを拒否していた。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、RBライプツィヒは2回目のオファーを準備しているようで、買い戻しオプションが付いた完全移籍で提案する可能性が増しつつある。
RB Leipzig are preparing a new bid for Fabio Carvalho after opening proposal turned down by #LFC last week. ⚪️🔴 #RBLeipzig
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 5, 2023
Liverpool don’t want to lose Fabio on permanent deal, buy back option could be the solution. More to follow. https://t.co/PhTImFNLAO
ジェイドン・サンチョやジュード・ベリンガムなどブンデスリーガで花が開いたイングランド代表の選手も多く、レッドブル・グループに限っては多くのトッププレーヤーを生み出している。リバプールで言えば、フランス代表DFイブラヒマ・コナテがライプツィヒでのプレー経験があり、プレースタイルも似ていることから有益な経験になり得る。
ローン移籍にせよ、買い戻しオプションが付随した完全移籍になるにせよ、20歳ミッドフィルダーにはピッチ上で自分を表現する時間が必要。来季はミッドフィルダー陣の層が厚くなり、左ウイングもルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェスらがおり、レギュラー確保は困難。
選手にとっても、クラブにとってもこの夏のは移籍はベストな選択になりそうだが、ファビオ・カルヴァーリョは別のチームで成長を遂げることになるのだろうか…?