バルセロナ時代にはブラジル代表の未来を担うかに思えた26歳MFアルトゥールは、ユベントスに移籍すると負傷の影響もあり、スタメンの座を勝ち取るに至らず、チーム内での序列は年々下がり続けた。
2025年まで契約を残しており、給与負担を減らすためにも、ユベントスは同選手の売却を望んでいるが買い手が見つからず。昨シーズンはリバプールが、パニックバイ状態でレンタル契約を締結。給与の大部分を負担し、ローン料も支払ったが、チャンピオンズリーグに少し出場したのみで、プレミアリーグではピッチにすら立てず、買取オプションが行使されるわけもなくイタリアに戻った。
キャリア再浮上のキッカケを掴めなかった元ブラジル代表MFだが、イングランドのクラブが手を差し伸べるかもしれない。ブラジル紙『Globo Esporte』によれば、ブライトンが関心を抱いており、獲得に向けて動き出す可能性があるようだ。
しかし、ブライトンの関心度は決して高くはなく、ジェームズ・ミルナーやマフムド・ダフードら中盤の選手を獲得しており、新たなミッドフィルダーに執着するかは未知数。ブラジルの複数クラブも関心を寄せているため、ユベントスが契約解除に踏み切った場合には、母国復帰が現実的な路線になりそうだ。
アンフィールドでは完全な失敗に終わった元バルセロナMFは、27歳になる年にキャリアを転換させることができるだろうか…？