アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライを立て続けに獲得し、ミッドフィルダー陣の強化を図ったリバプール。さらに、フィジカルに恵まれた守備的ミッドフィルダー獲得にも動き出しており、左利きのセンターバック含めて、補強はまだ終わらない。
一方で、人員の整理にも着手しており、アカデミー出身MFレイトン・クラークソンを完全移籍で放出。同じくアカデミー育ちのDFリース・ウィリアムズもローンで放出しており、ナサニエル・フィリップスも退団濃厚だ。
英『Covering Liverpool』ニール・ジョーンズ記者によれば、チアゴ・アルカンタラの去就も不透明になっており、リバプールは近く決断を下す見通しのようだ。契約期間は来年6月までとなっており、移籍金を得るには今夏での売却は避けられない。
まだ正式なオファーは届いていないが、複数のクラブが元バルセロナMFに関心を示しており、フェネルバフチェも熱視線を送っている。
ケフレン・テュラムやロメオ・ラビアら噂されるミッドフィルダーを加えたとしても、この夏にはジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド＝チェンバレンらを契約満了に伴い失っており、経験豊富な元スペイン代表MFを容易に手放すとは考えにくい。
可能性があるとすれば、テュラムとラビアを両方とも獲得した場合。中盤の人員が超過気味になるため、32歳ミッドフィルダーを完全移籍で譲るかもしれない。
ただし、現時点では来シーズンをアンフィールドで過ごし、契約満了で新天地を探すことになるだろう。とはいえ、何が起こるか分からないのが移籍市場。はたして、元バイエルンMFは、この夏にリバプールを離れることになるのだろうか…？