今夏の移籍市場でミッドフィルダー陣の再構築を狙っていたリバプールの仕事は早かった。ブライトンを初めてのヨーロッパリーグに導いたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターに加えて、ハンガリーの至宝、ドミニク・ソボスライをRBライプツィヒから獲得した。
ファビーニョが30歳を目前にしており、ステファン・バイチェティッチもまだ経験値が少ない中、守備的ミッドフィルダー獲得を望む声も多かったが、一旦中盤の補強は終了した模様だ。負傷者が相次いだ場合や主力選手が移籍を希望した場合のみに、ふたたびミッドフィルダー探しに戻る見通し。
そんな中、現時点でトップターゲットと見られているのは、サウサンプトンMFロメオ・ラビア。アーセナルやチェルシーも関心を寄せる同選手に対して、所属クラブは5000万ポンド（約70億円）を要求している。
海外メディア『90Min』によると、ベルギー代表の19歳MFは昨季プレミアリーグから降格したサウサンプトンとともにチャンピオンシップを戦うつもりはなく、正式な移籍リクエストではないものの、クラブ側に残留の意思がないことを伝えたようだ。
昨夏の移籍市場において、マンチェスター・シティから完全移籍で加入。昨季はプレミアリーグで29試合に出場を果たし、中盤の底でレギュラーを張った。10代ながらも安定したパフォーマンスを披露し、強豪クラブの関心を集めた。
移籍は待ったなしの状態にも思えるが、ロメオ・ラビアが次にプレーするクラブはどこになるのだろうか…？