リバプールにとって昨夏の移籍市場の目玉選手と言えば、ベンフィカでゴールを量産していたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。チームを去ったセネガル代表FWサディオ・マネの後継者としても期待され、高額な移籍金とともにアンフィールドの門を叩いた。
シーズン開幕前には、同時期にマンチェスター・シティに加入したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと比較されていた。しかし、蓋を開けてみると、脅威の得点ペースでゴールを重ねた元ドルトムントFWに対して、1対1での弱さを露呈し、プレミアリーグでは9ゴールに留まった。
チャンスに比べて、ゴールの数が少ないことを批判されてきた同選手だが、新シーズンに向けたプレシーズンでは3試合連続ゴールを記録。本番ではないが、期待感が高まるパフォーマンスを披露しており、2年目の大ブレイクが見え隠れする。
現役時代にはマンチェスター・ユナイテッドやリーズ・ユナイテッドでレギュラーを務め、イングランド代表でも絶対的なスタメンだったDFリオ・ファーディナンドは、古巣に加入するデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドを語る際に、ヌニェスの1年目に触れ、新たなシーズンは異なる選手になる可能性を示唆した。
「彼のプレーを見たことがある人なら誰でも、君が望むような能力があることがわかるだろう。彼はプレミアリーグに向いている。」
「リバプールのダルウィン・ヌニェスのようなものだ。昨シーズンは彼にとって調整のシーズンだった。若いストライカーで、プレミアリーグに完璧にフィットしていたが、思うようにいかなかった。」
「しかし、新シーズンは今までとは違うリバプールの選手として見られると思う。ホイルンドがそうなっても私は驚かない。そうなるかもしれないが、適応するには時間がかかるだろう。」
TNT Sports
器用なタイプの選手ではなく、周りを活かすよりもゴールをひたむきに狙うストライカー。ゴールに向かう迫力はトップクラスのものを感じさせており、あとは決め切るだけ。加入2年目に得点数が増えたベンフィカ時代の姿をふたたび見せることができるだろうか…？