今夏の移籍市場において、ミッドフィルダー陣の世代交代に取り組んだリバプール。その裏では、左利きセンターバック獲得にも動いており、昨季ブライトンにレンタル移籍していた20歳DFレヴィ・コルウィルに触手を伸ばしたが、チェルシーと長期契約を結んでしまった。
他にも候補の名前がメディアを賑わせたが、結果的にはセンターバックは誰も獲らずに時間が過ぎた。それでも、最終ラインの強化は喫緊の課題であり、若い左利きのセンターバックの優先度は高い。
海外メディア『Football Transfers』によれば、リバプールは長期的な視点に立ったセンターバック確保に動いており、アヤックスに所属する17歳DFヨレル・ハトに関心を向けており、選手の成長を近くで見守っているようだ。
1.82mと決して大柄とまでは言えないが、現代のセンターバックに必要不可欠なスピードとテクニックを持ち合わせており、前線のパスやロングフィードも出せる。アグレッシブなディフェンスもでき、対人守備もポテンシャルの高さを感じさせる。
昨シーズンから徐々にトップチームで出番を得ており、エールディヴィジでは11試合に出場。終盤にはレギュラーに定着し、今季もすべての試合で先発出場を果たしている。マタイス・デ・リフトに続く逸材として、ヨーロッパ中からの関心を集める。
ただし、17歳でまだ経験値は少ない。即戦力にはなり得ないが、4番手ないし5番手としてカップ戦を中心にプレー時間を確保し成長していくのが、アンフィールドにおいては理想的なキャリアとなるだろう。
とはいえ、まだまだアヤックスで成長するのが既定路線。今後チャンピオンズリーグなどでもプレーし、世界でも有数のストライカーを相手に守備する機会を得られれば、10代でもヨーロッパを代表するセンターバックになる可能性はある。
はたして、リバプールは弱冠17歳センターバック獲得に本格的に乗り出すだろうか…？