今夏の移籍市場では、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフと中盤を入れ替えたリバプールは、狙っていたミッドフィルダー陣の世代交代で一定の成果を得た。
新加入選手たちは、プレミアリーグやヨーロッパリーグで結果を出しており、現時点では充実した補強となった。ただし、この冬や来夏にはさらなる中盤強化に動く可能性が報じられており、フルミネンセMFアンドレにはリバプール移籍の噂が途絶えない。
一方で、中盤の刷新における候補のひとりとして、この夏にも名前が挙がっていたのが、ベンフィカMFフロレンティーノ・ルイスだ。決して本格化することはなかったが、グラエム・ベイリー氏（英国人ジャーナリスト）はリバプールが同選手を気に入っている事実を明かし、マンチェスター・ユナイテッドも評価していると伝えた。
「ジョアン・ネヴィスのベンフィカでの中盤のパートナーであるフロレンティーノ・ルイスを気に入っているクラブは多い。リバプールも彼に興味を持っているし、マンチェスター・ユナイテッドも彼に注目している。けれど、ベンフィカを見ていると、誰もがこの選手が目立っていると気付くだろう。」
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アンゴラに生まれた元ポルトガルU-21代表ミッドフィルダーは、モナコやヘタフェでのレンタル移籍を経て、昨シーズンからレギュラーに定着。シーズンを通して、54試合に出場を果たし、ポルトガルの強豪クラブで確かな手応えを得た。
今シーズンも主力として期待される24歳MFに対して、リバプールが具体的に動き出す報道は皆無で、ベイリー氏の発言でも気に入っているに留まっており、複数候補のひとりでしかない。
獲得するのであれば、前述したブラジル代表MFアンドレが現実路線であり、ベンフィカとの取引が発生する可能性は限りなく低い。しかし、何が起こるのが分からないのが補強であり、予想を裏切って、フロレンティーノ・ルイスがアンフィールドでプレーする未来はやってくるのだろうか…？