インテルナシオナルやローマを経て、2018年にリバプールに加入したブラジル代表GKアリソン・ベッカー。絶対的な守護神として、数々の神セービングでチームを救う一方で、巧みな足元の技術で攻撃の起点になることも多い。
ペナルティーエリアだけではなく、高い位置で守る最終ラインの裏をすべてケアする飛び出しのタイミングにも優れ、裏抜けを許さない。継続的に質の高いパフォーマンスを披露しており、世界でもトップクラスのゴールキーパーとしての地位を確立している。
マヌエル・ノイアーの登場以来、ゴールキーパーに求められる能力は年々変化しており、現在はフィールドプレーヤー並のテクニックが必要だ。元ローマGKは、近年のゴールキーパー像の変化について言及し、中心となる役割は変わっていないと指摘した。
「ゴールを守ること。もちろん、GKは後ろから足を使ってプレーすることが増えたし、チームもロングボールを蹴るだけでなく、後ろから足元でプレーすることが増えた。」
「それは僕らのポジションにも少しは影響するけど、あまり大きくは変わらなかったと思う。ただ、サッカーが求めていることに応じて、いろいろと改善しただけだ。今のサッカーは、ビルドアップするチームを求めている。」
「GKはプレーも必要だし、足元の技術も必要だけど、主な役割はセービングとGKの仕事、つまりチームを統率し、クロスを要求すること。だから、足元のプレーはGKにとってメインというより、プラスアルファのものだと思う。」
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