ファビーニョがサウジアラビアに移籍したこともあり、リバプールはエクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラビア獲得に動いた。しかし、移籍市場において、いつものスムーズさがなく、両選手ともチェルシーに移籍する結果を招いた。
守備的ミッドフィルダー確保は至上命題だったため、リバプールはドイツに目を向け、シュトゥットガルトから日本代表MF遠藤航を獲得した。ブンデスリーガでは1対1での守備対応にも秀でており、デュエルキングとも評された。
初めてのイングランドでの挑戦は、まだまだ慣れなければならない部分も多く、プレミアリーグにおいては本職ではないアレクシス・マック・アリスターが優先されている。日本代表キャプテンはドイツ時代との違いに戸惑いを明かしつつも、リバプール移籍が実現したことへの驚きを語った。
「フィジカル、テクニック、スピード、すべてが違う。」
「プレミアリーグだからね。もちろん、プレミアリーグでプレーすることはあまりないけれど、ニューカッスルと対戦したときは、僕にとって非常にタフな試合だった。スピードがあるし、すべてが違うんだ。」
「まだチームと話し合う可能性があると思った。僕は若くないけど、トップチームはどこも第一優先で若手と契約できる。でも、若手と契約するチャンスがなかったら、経験豊富な選手が欲しいのかもしれない。」
「夏にはそう考えていたが、実際にそうなった。」
「少し驚いたよ。本当に移籍したかったんだけど、8月の終わりだったから、もしかしたらチャンスはないかもしれないと思っていたんだ。ちょっと驚いたよ。」
Sky Sports
30歳と、そろそろベテランに足を踏み入れる。代表でも主将を務めており、高いリーダーシップも期待されている。ヨーロッパリーグや国内カップ戦では活躍する試合もあり、徐々にクロップサッカーにも適応を見せている。
遂に掴んだプレミアリーグでのプレー。はたして、元シュトゥットガルトMFは夢の舞台で成功を収めることができるだろうか…？