2021/22シーズンには、トップチームでも試合に出場するなど将来の有望株として期待された21歳MFタイラー・モートン。昨シーズンは出場機会を求めて、チャンピオンシップでの戦いを選び、ブラックバーンにレンタル移籍した。
今シーズンはリバプールに留まる可能性もあったが、ミッドフィルダー陣の刷新も相まって、残留してもプレー時間は限られた。さらなる成長を希望した同選手は、ふたたびチャンピオンシップでの武者修行を選択し、ハル・シティに1年間のローン移籍で加入した。
同クラブでは、10試合で出番を得ており、レギュラーに定着。レスター・シティやイプスウィッチが抜け出す同リーグにおいて、上位争いに食い込むチャンスを狙っている。
若き守備的ミッドフィルダーは、ハル・シティにレンタル移籍をした背景を語り、目標に向かうためにも出場機会の確保が重要であったと口にしている。
「僕は地に足のついた考え方をしている。」
「思考方法が成熟したし、僕にとって賢明な決断は、他のチャンピオンシップのクラブに来て、できれば多くの試合に出場することだった。来年、この先何が起こるかわからない。」
「ブラックバーン・ローヴァーズは素敵なクラブで、家族のようなクラブだった。プレーオフ進出を逃しただけで、チャンピオンシップではすでに多くのことを経験したし、だからこそまた戻ってきたいと思ったんだ。」
「人生で最高の経験はチャンピオンシップでプレーしたことだと思うから、もう1度チャンピオンシップに挑戦して、ハル・シティというもっとレベルの高いチームに行ってステップアップし、自分の目指す場所に向かってもう1歩踏み出したいと思ったんだ。」
HullLive
この夏には、アレクシス・マック・アリスターや遠藤航を獲得し、試合によってはカーティス・ジョーンズが中盤の底を担当。冬の移籍マーケットでは、新たな守備的ミッドフィルダーを探しているとも言われ、来季以降もトップチーム定着は難しいかもしれない。
チャンピオンシップでは実力を証明しているが、タイラー・モートンの未来はどうなるのだろうか…？