10代の頃からレッドブル・グループで成長を遂げると、今年の夏にリバプール移籍。憧れのスティーブン・ジェラードがプレーしていたクラブとの契約に喜びを明かしたのは、ハンガリー代表でキャプテンも務める23歳MFドミニク・ソボスライだ。
プレミアリーグが開幕して以来、チームの主軸に定着。攻撃面だけでなく、人数不利な状況でも活きる豊富なスタミナも武器に、ピッチを縦横無尽に駆け巡る。ジェラードとも比較されるパフォーマンスは、アンフィールドでレジェンドになれるだけの能力を秘めている。
そんなハンガリー代表キャプテンとのプレーを希望しているのは、今季アトレティコ・マドリードからバルセロナにローン移籍しているポルトガル代表FWジョアン・フェリックス。一緒にプレーしたい選手を問われると、同選手を名指ししている。
「リバプールのドミニク・ソボスライだ。彼のプレーは好きだし、いつかここ（バルセロナ）でプレーできると思う。」
Liverpool Echo
昨シーズンはチェルシーにレンタルされたものの、ゴール前での決定力がなく、プレミアリーグ特有の速さや強さに苦しんだ24歳フォワードだが、比較的フィジカルコンタクトの緩いラ・リーガでは活躍しており、レンタル先でここまで17試合に出場している。
若手時代には、同国代表FWクリスティアーノ・ロナウドの後継者とも謳われたが、現時点ではその大役を務めるに至っていない。また、リバプールMFがスペインでのプレーを希望しているかも分からない段階で、ここでもプレーできるという発言は半ば挑発的と受け止められてもおかしくない。
イングランドでは大失敗に終わったポルトガル代表フォワードは、スペインでふたたびキャリアを取り戻すことができるだろうか。また、ハンガリー代表MFは、アンフィールドでどのような輝かしいキャリアを歩むことになるのだろうか…？