2023年の夏に、8年間のアンフィールドでの生活に終止符を打った元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ。様々なクラブからの関心が届く中、大型補強を次から次に成立させていたサウジアラビア行きを決断し、アル・アハリに加入。
新天地では、キャプテンを任されると、サウジ・プロフェッショナルリーグ開幕戦ではハットトリックを決めるなど順調な滑り出しを見せた。その後もスタメンに名を連ねるものの、明確な数字を示すことができずに、最近の試合ではベンチを温める時間が増えている。
海外メディア『Football365』によれば、元リバプールFWは約半年でサウジアラビアを後にし、ヨーロッパ復帰や母国ブラジルでのプレーを希望しているようだ。
年齢は32歳とまだまだ老け込む時期ではなく、コンディションさえ取り戻すことができれば、ヨーロッパのトップリーグで先発を任させれるだけの実力を有している。トップクラスこそ難しいが、順位表で真ん中くらいのクラブであれば、重宝する人材であることは間違いない。
一方で、英『Daily Mirror』は別のストーリーを伝えている。退団を優先にしているのは合っていそうだが、アル・イテファクやアル・ファトフらサウジアラビアの国内クラブも関心を示しており、中東に留まる可能性があるそうだ。
スティーブン・ジェラード監督率いるアル・イテファクは、なにかとリバプールと繋がりが多い。昨シーズンまでアンフィールドでキャプテンを務めたジョーダン・ヘンダーソンに加えて、同じく中盤で活躍した元オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムも在籍している。
関係値だけで言えば同クラブが優位になりそうだが…はたしてフィルミーノは現在のチームを離れ、他のクラブでプレーするのだろうか…?