昨シーズンまでリバプールで活躍し、通算362試合111ゴール79アシストを記録した元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ。サディオ・マネやモハメド・サラーと組んだフロントスリーは破壊力抜群で、アンフィールドの歴史にその名を刻んだ。
リバプールでの長いキャリアに終止符を打ち、昨季限りでチームを退団。イタリアやアメリカからも関心が届く中、新天地として選んだのはサウジアラビア。アル・アハリに加入した同選手は、サウジ・プロフェッショナルリーグ開幕戦でハットトリックを達成するなど、輝かしい未来が約束されたと思われた。
ところが、その後はゴールから遠ざかり、最近の試合ではレギュラーから外れることも多くなっている。チーム内での信頼が薄らいでおり、この冬にも移籍の可能性がにわかに高まっている。スティーブン・ジェラード監督率いるアル・イテファクらが関心を示す一方で、プレミアリーグからも興味が持ち上がっている。
海外メディア『HITC』によれば、フラムやクリスタル・パレス、ウェストハム・ユナイテッドの3クラブが、元リバプールFWに対して関心を抱いているようだ。中でも、フラムは同選手に熱視線を向けており、ラウル・ヒメネスの競争相手を求めている。
2026年6月まで契約を残しており、約半年間でサウジアラビアを後にするかは未知数。また、義理堅い同選手なだけに、リバプールと直接的な対戦相手となるチームに移籍する決断を下すかどうかも確信は持てない。
31歳とまだまだ老け込む年齢ではなく、ふたたび大舞台でも力を示すチャンスを得ることになるのだろうか…？