リバプールでは圧倒的なキャプテンシーと強烈なプレッシングでチームを引っ張り、通算492試合に出場を果たしたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン。今シーズンもアンフィールドに留まると思われたが、サウジアラビアからの誘いに、アル・イテファク加入を決断した。
しかし、高額な給与にも関わらず、同選手はチームの成績不振や天候、文化の違いから中東を離れたがっている。わずか6ヶ月間の滞在だが、この1月中のヨーロッパ復帰を画策しており、オファーを待つだけではなく、自ら売り込みを開始した模様。
海外メディア『talkSPORT』によれば、ヘンダーソンはバイエルン・ミュンヘンやバイエル・レバークーゼンらブンデスリーガ組に話を持ちかけており、プレミアリーグやセリエAのユベントスらの間でも名前が駆け巡っているようだ。
所属するアル・イテファクは、昨夏にスティーブン・ジェラード監督を招集し、イングランド代表MF以外にも、ジョルジニオ・ワイナルドゥムやムサ・デンベレらを補強。ところが、チームは低迷しており、首位アル・ヒラルが獲得した勝ち点の半分しか得られていない。
サウジアラビアでは高給を受け取るが、ヨーロッパで同額を支払えるクラブは限られており、まして今年中には34歳になる選手に大金を準備するクラブはない。相当な金額の減額を許容しなければならず、それでも戻りたい意思があるかは争点になりそうだ。
いずれにしても、元リバプールMFが移籍を希望しているのは事実のようだが、獲得に名乗り出るクラブがあるのだろうか…？