2023年の夏に、多くのミッドフィルダー陣が去り、アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライら中盤の大幅な入れ替えを実施したリバプール。ユルゲン・クロップ監督のもとで、新たな時代に突入し、プレミアリーグでもタイトル争いを展開している。
この冬の移籍市場が開く前には、新たに守備的ミッドフィルダー確保の噂も流れたものの、その憶測はほぼ収束。怪我人が戻れば、世界でも有数の中盤を擁するリバプールだが、モロッコの19歳MFビラル・エル・カンヌスに関心を寄せていると、海外メディア『HLN』が報じた。
他にも、アトレティコ・マドリードやバイエル・レバークーゼンらも、KRCヘンクに所属する若き攻撃的ミッドフィルダーの動向を追っている。その一方、リバプールが今シーズン終了後も継続して興味を持ち続けるかどうかは未知数とも伝えている。
ベルギーに生まれたモロッコ代表MFは、昨シーズンからトップチームで定位置を掴み、ジュピラー・プロ・リーグで33試合に出場。今季もレギュラーを張り、ヨーロッパリーグやチャンピオンズリーグ予選、カンファレンスリーグなどヨーロッパ大会でも出番を得た。
イングランドでも十分に活躍できるだけの能力を有しており、アンフィールドでも戦力になり得るが、現時点では攻撃的ミッドフィルダーの需要は少ない。センターバックが目下の補強ポイントで、モロッコ代表MFに接触する可能性は低い。
スカウティングしている選手のひとりという認識に留めておくのが良さそうだが、はたしてリバプールは19歳ミッドフィルダー獲得に乗り出す未来はあるのだろうか…？