バルセロナのカンテラで育ち、レアル・バリャドリードやアトレティコ・マドリードを経て、2004年の夏にリバプール移籍を果たした元スペイン代表FWルイス・ガルシア。ビッグゲームで貴重なゴールを奪うなど記憶に残るウィンガーとして活躍した。
当時リバプールを率いていたラファ・ベニテス監督に請われて、同時期にアンフィールドにやってきた元レアル・ソシエダMFシャビ・アロンソともロングフィードに抜け出しゴールを決めるなど、2007年の夏に退団するまでチームメイトとして共に時間を過ごした。
バイエル・レバークーゼンで指揮官の手腕を発揮し、いまや期待の若き監督のひとりに変貌を遂げたシャビ・アロンソ監督について、元リバプールFWはユルゲン・クロップ監督のすぐあとに指揮を執るのは好ましくないと語った。
「物事を急ぐのはあまりいいことではないこともある。シャビが高いレベルに対応できないと言っているわけではない。レバークーゼンで彼がやってきたことを見てきたはずだからね。」
「レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンに移籍するという話や噂もあるが、結局のところ、私はシャビが自分のキャリアを管理し、一歩一歩前進させてきたやり方が好きなんだ。だって、ユルゲンが残した財産はあまりにも大きく、それに匹敵するのはとても難しいから、シャビにはユルゲン・クロップのすぐあとに監督になってほしくないんだ。」
「誰もがシャビに期待するのは移行期間ではなく、最高のものを提供し、すべてのトロフィーに挑戦すること。それは簡単なことではない。ミスを犯しつつも、いつかシャビがリバプールに戻ってくる姿を見たい。彼はまだキャリアをスタートさせたばかりなのだから。」
CBS
ドイツ人指揮官の退任発表以来、各メディアが連日のように後継者候補を報じている。中でも、シャビ・アロンソは現役時代をアンフィールドで過ごした経験もあることからサポーター人気も凄まじく、筆頭候補として伝えるメディアは少なくない。
一方で、トップリーグでの経験はさほど多くない。昨シーズン途中に現在のクラブと契約を結ぶと、今季は開幕から絶好調。無類の強さを誇っているが、その好調を維持できるかどうか別問題。
いずれにしても、候補のひとりであることに変わりなく、今後リバプールはどのように監督人事を進めるのだろうか…?