ユルゲン・クロップ監督がエネルギーの消耗によってリバプール監督の座から降りることを発表して以来、その後継者をめぐる報道が頻繁に飛び交っている。アンフィールドでもプレー経験を持つシャビ・アロンソ監督やブライトンで魅力的なサッカーを展開するロベルト・デ・ゼルビ監督らが候補と見られている。
昨シーズン途中に監督として就任したバイエル・レバークーゼンで驚異的な成績で、ブンデスリーガで絶対王者バイエルン・ミュンヘンと熾烈な首位争いを繰り広げる元スペイン代表MF。トップリーグでの経験こそ少ないが、そのポテンシャルの高さに注目している。
ところが、リバプールにとって最大のライバルが登場するかもしれない。英『The Telegraph』は、バイエルン・ミュンヘンが同監督に関心を示しており、万が一トーマス・トゥヘル監督が退団した場合には、トップターゲットとして動向を追っているようだ。
現役時代にプレーしたクラブでの指揮に対しては前向きと見られる元レアル・ソシエダMFは、リバプールやレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンが次なるステップアップの場として想定されている。
サポーター人気も高いアロンソ監督は、リバプールにとっても適切な人事になり得る。選手としてもラファ・ベニテスやジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、ジョゼップ・グアルディオラらの薫陶を受け、様々な形の統率方法を間近で感じてきた。
指揮官として非凡な能力を秘める42歳のスペイン人監督は、この夏にドイツを後にするのだろうか、もしくはドイツ国内でトップクラブと契約を結ぶのだろうか…？