昨年の夏からリバプールでスポーティング・ディレクターを務めたヨルク・シュマットケが、この冬の移籍市場終了後にアンフィールドから離れた。新たに補強部門を任される人材を求めており、あらゆる有能なディレクターとの関係が報じられてきた。
マイケル・エドワーズがフェンウェイ・スポーツ・グループ（FSG）のフットボール部門のCEOに就任し、新体制構築に向けた人事が動き出した。同氏とはポーツマス時代にアナリストと選手という立場でともに仕事をした経験のあるリチャード・ヒューズに白羽の矢を立てた。
ヒューズは、現在ボーンマスでテクニカル・ディレクターの座に就いており、少ない予算内で的確な補強を実施。ナタン・アケやカラム・ウィルソン、タイロン・ミングス、ロイド・ケリー、ドミニク・ソランケらの獲得に携わってきた。
この夏にはクラブを変え、今年6月1日から強豪クラブで同様の役職に就くことになった元スコットランド代表MFは、新しいチャレンジを目の前に抱負を語り、リバプールの現在と未来を考えることに興奮していると明かした。
「このような機会を与えていただき、大変誇りに思っている。リバプールFCは唯一無二のクラブであり、そのクラブに尽くせるチャンスを与えられたことに感謝している。」
「人々は当然、この組織が誇る豊かな歴史について語るが、私が心からワクワクするのは現在と未来だ。ユルゲン・クロップは傑出したチームを率いているし、若手選手への献身とトップチームへの道筋もまた群を抜いている。」
「このポジションに就くことで生じる期待と責任は十分に理解している。マイケル（・エドワーズ）と協力し、既存のフットボール・オペレーション・チームとアクサ・トレーニングセンターの幅広いスタッフを率いて、的確な決断を下すことが私の仕事になる。」
「それこそがこの仕事に求められることだ。チームが勝利し、サポーターを興奮させる展望を高めるような、適切な判断を下さなければならない。リバプールが長い間うまくやってきたことであり、その恩恵は誰の目にも明らかだ。」
Liverpoolfc.com
ユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りでチームを去り、新しい指揮官も探さなければならない。シャビ・アロンソやルベン・アモリムらヨーロッパの若手監督らが候補に挙がる中、これから交渉を加速させていく。
マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルのように、名将が退任後に低迷してきたクラブとは異なり、ドイツ人指揮官が率いたチームや戦績を維持できるだろうか…？