今シーズン限りで、所属するボーンマスとの契約が切れる25歳DFロイド・ケリーには、プレミアリーグの上位クラブが関心を示している。新たなセンターバックを求めるリバプールも、イングランドのトップリーグでも経験豊富なディフェンダーをリストアップしている。
同じくフラムと契約満了となるフラムDFトシン・アダラビオヨらとともにフリートランスファーで獲得が可能なセンターバックに対しては、リバプール以外にもアーセナルやニューカッスル・ユナイテッドもアプローチしている。
海外メディア『Caught Offside』によると、シーズンが終了に近づくにつれオファーが届く中、元ブリストル・シティDFは、ニューカッスルからのオファーを最も気に入っているようで、イングランド北部への移籍が現実味を帯びている。
サウジアラビアの巨万の富が同クラブを買収してから、積極的な補強で今季はチャンピオンズリーグにも出場。アレクサンデル・イサクやブルーノ・ギマランイスら世界でも屈指のプレーヤーに多くの移籍金を支払ってきたことで、ファイナンシャル・フェアプレーに抵触する可能性が指摘されている。
スター選手の売却するとの報道が出回る一方で、獲得にあまりお金を使えない事情もあり、移籍金なしでチームに加えられる選手は理想的な補強となる。
リバプールは他にもスポルティングDFゴンサロ・イナシオやフランクフルトDFウィリアム・パチョら若手センターバックにも関心を抱いており、数あるターゲットの中で適切な人材を獲得すべく、スカウティングを続けており、ボーンマスDFだけが候補ではない。
また、同選手の負傷履歴は気がかりで、毎シーズンのように離脱している期間がある。さらに、チャンピオンズリーグはおろか、ヨーロッパリーグでのプレー経験もなく、トップレベルの相手に対してどこまで出来るかは未知数。
とはいえ、左サイドバックでも起用できる貴重な左利きのセンターバックだけに、移籍先には困らないはず。リバプールは前のめりで獲得に乗り出す可能性は低そうだが、25歳のディフェンダーはどのクラブで活躍することになるのだろうか…?