サウジアラビアからの強烈な関心に晒されるエジプト代表FWモハメド・サラー、ゴール前での決定機を外す機会も多いウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス、バルセロナやPSGからの関心が噂されるコロンビア代表FWルイス・ディアスと、リバプールのアタッカー陣の去就が騒がれ始めている。
中でも、エジプシャン・キングは32歳を目の前にしており、ウィンガーでのプレーにも限界が見え始め、残留するにしてもポジションの変更が取り沙汰されている。そして、リバプールは右ウイングの後釜を探しており、イングランドに限らず、ヨーロッパの有望株をリストアップしている。
昨夏からウェストハム・ユナイテッドに活躍の場を移したガーナ代表MFモハメド・クドゥスも、シーズンを通して関心が噂されてきた選手のひとり。攻撃的ミッドフィルダーだけでなく、左右のウイングやセンターフォワードでもプレーをしてきた。
海外メディア『GHANAsoccernet』によると、リバプールは同選手の獲得に本腰を入れ、8500万ポンドもの契約解除条項を発動させる準備を進めているようだ。なお、マンチェスター・シティやアーセナル、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンも接触を図ったと報じている。
2028年まで契約を残す元アヤックスMFは、今季プレミアリーグやヨーロッパリーグなどを通じて、44試合13ゴール6アシストを決めている。ガーナ代表でも存在感を増しており、26試合13ゴールを挙げてきた。
強靭なフィジカルで屈強なディフェンダーにも当たり負けず、ボール扱いも一級品。左足から繰り出されるシュートは強烈で、攻撃的なポジションであれば、そのほとんどでプレーできる器用さも持ち合わせている。
プレミアリーグでも屈指のアタッカーに成長した23歳ミッドフィルダーだが、攻守の切り替えには少し不安を残す。また、移籍金が高すぎるのも懸念事項で、新たなセンターバック獲得も狙うリバプールが、その金額を支払うかどうかは分からない。
はたして、イングランド1年目で急激に評価を高めたガーナ代表MFは、この夏にステップアップを遂げるのだろうか…?