リバプール・アカデミーで成長続ける期待のミッドフィルダーのひとりでもあるタイラー・モートン。18歳にして、U-23カテゴリーに昇格した将来有望株は、オーストリアで開催されているプレシーズン・トレーニングキャンプにも招集。
他にも多くの若手プレーヤーたちが参戦しており、世界でもトップレベルの選手たちとの練習で多くを学び取っていることだろう。ディボク・オリギがPKで先制点を決めたヴァッカー・インスブルック戦で先発したリバプールMFタイラー・モートンは自分だけでなく、家族にとっても特別な瞬間だったと語った。
「ここは幼い頃から好きなクラブだ。小さい頃は、父親や兄弟とすべてのホームゲームをスタジアムで観戦し、アウェイでも行けるときには行っていた。彼らは今でも通っている。」
「家族が観客席で僕のプレーを観戦している…全員が好きなクラブだけに、プレーすることを自慢できるね。」
「(インスブルック戦では、)攻撃と守備の両面でうまく対応できたと思う。何度かよろしくない場面もあったのは確かだけど、30分間しかない中で実力を発揮しなければいけなかった。技術面でも、守備面でも良いプレーを見せれたと思っている。」
「対戦相手云々ではなく、ファーストチームでプレーすることは考えている以上にすごくタフなんだ。」
プレシーズン・キャンプに突入してから9日目というタイミングで行われた親善試合。僅かな時間にも関わらず、リバプールMFはトップチームのリズムや要求に慣れ始めているようだ。
「ファーストチームに慣れるだけでなく、ピッチや天候などにも慣れないといけない。時間が経つにつれて、だいぶ容易になってきているよ。」
「出場時間に限らず、デビューできてほんとに嬉しい。サポートしているクラブのためにプレーできて、ただただ幸せなんだ!」
続くマインツ戦でも、後半の頭から出場した同選手。しかし、試合に入り込めず、試合途中で同じく若手MFジェイク・ケインと交代させられてしまう。
まずは身体作りを行い、ファーストチームでの戦いに対抗しうるフィジカルを手にすることが優先。イングランド人が好むダイナミズムを兼ね備え、ハードに当たりにいけるミッドフィルダーはサポーター受けすること間違いない。
近い将来において、アンフィールドでジェームズ・ミルナー並のタックルでスタジアムの雰囲気を変えつつも、攻撃面でもスティーブン・ジェラードを思わせるパフォーマンスを披露してくれる…それだけ高いポテンシャルを持つだけに、期待して止まない…