プレミアリーグ第6節ブレントフォード戦(日本時間 9月26日(日)1時30分 キックオフ)は、チャンピオンズリーグ開幕戦から続く中3日の連戦の真っ只中であり、3日後にはポルトガルに乗り込んでのCL第2戦ポルトとの対戦を控えている。
ノリッジ・シティとのカラバオカップ3回戦では、控え組と若手を起用。最終的には3得点で快勝したチームにおいて、主力選手たちには休息の時間が与えられた。ローテーションが機能しているリヴァプールにおいて、南野拓実をはじめ若手選手たちが少ない出場機会で猛烈なアピールを怠っていない。
ハーヴェイ・エリオットが長期離脱し、前節ではチアゴ・アルカンタラが負傷により途中交代。ナビ・ケイタも出場が疑問視されており、今節は間に合わなそう。ネコ・ウィリアムズも復帰は難しい。ロベルト・フィルミーノはチームに含まれる可能性があり、病気で前節を欠場したトレント・アレクサンダー=アーノルドも復帰できる確率は高い。
今シーズンの昇格組で最もプレミアリーグに適応しているのが、ブレントフォード。独特なクラブ運営をバックグランドに、ホームの盛り上がりを後押しに開幕戦でアーセナルを破っており、先週末にはウルブスを2ゴールで葬り去った。実力差以上に予断を許さない相手に挑むリヴァプールのスターティング・イレブンを予想してみた。
GK:アリソン・ベッカー
リーグカップ戦では第2GKクィービーン・ケレハーが見事なPKストップを披露し、刺激を受けたであろうブラジル代表GK。攻め込まれる試合こそ少ないが、大事な場面で落ち着いたセーブでチームを救ってきており、今週末もピンチにはビッグセーブを見せてくれるだろう。
RSB:トレント・アレクサンダー=アーノルド
先週末のクリスタル・パレス戦では病気で欠場したイングランド代表DF。ノリッジ・シティとのリーグカップにも参加していないが、新型コロナ検査では陰性だったこともあり、今週末に戻れる可能性を残している。パフォーマンスレベルは問題なく、病気からの回復が間に合うかが鍵になる。
CB:ジョエル・マティプ
チャンピオンズリーグ・ACミラン戦で出場してから、2試合連続で休息が与えられた。コンディションはバッチリのはずで、驚異的な高さを誇るブレントフォードFWアイヴァン・トニーとの空中戦バトルに挑む。タイプは異なるが、怪物ロメル・ルカクと対等にやり合っただけに期待は大きい。
CB:フィルジル・ファンダイク
前節は新加入DFイブラヒマ・コナテのリヴァプールデビュー戦を成功に導いたディフェンスリーダーは、リーグカップでは休息を与えられ、ジョエル・マティプ同様に準備万端。トニーとブライアン・ムベウモとのブレントフォード強力ツートップを力の差を見せ付ける。
LSB:アンディ・ロバートソン
コスタス・ツィミカスがリーグカップでもアシストを記録し、攻撃面で好調を維持する左サイドバックを差し置いて、スコットランド代表キャプテンが先発に戻るだろう。パスミスも散見され、本調子とは言えないかもしれない同選手だが、総合能力ではライバルを上回っており、ギリシャ代表DFがポルト戦にまわると予想。
DMF:ファビーニョ
リーズ・ユナイテッド戦に続いて、クリスタル・パレス戦でも好パフォーマンスのブラジル代表MFが最終ラインの前でフィルター役を担う。リーグカップではファビーニョの不在を顕著に感じさせ、改めて重要な存在であることを証明している。
CMF:ジョーダン・ヘンダーソン
31歳となったいまでも中盤を縦横無尽に走り回り、攻守両面での素早い切替を連続で行う。ブレントフォードのホームに乗り込むため、高いキャプテンシーも必要な要素になり得る。プレー面と精神面でチームを支え続けるイングランド代表MFが中盤を支配する。
CMF:カーティス・ジョーンズ
ハーヴェイ・エリオットに続いて、チアゴ・アルカンタラやナビ・ケイタも負傷で今週末の出場は難しい印象。ノリッジ・シティとのカップ戦ではアンカーも務めたイングランドU-21代表MFが本来の攻撃的な役割を担い、怪我人続出の中盤に光を灯す。
RWG:モハメド・サラー
1週間と休息たっぷりで臨む今週末の試合で、ふたたびエジプト代表FWが得点数を伸ばしてくれるだろう。現時点でポジションを脅かす選手はおらず、右ウイングから切り込んでの左足でのシュートやパスでブレントフォード相手にチャンスを作り出す。
LWG:サディオ・マネ
南野拓実やディボク・オリギが結果を出したものの、調子を取り戻したセネガル代表FWからポジションを奪うほどとは言い難い。ゴール前での動きも快調で、クリスタル・パレス戦でリヴァプール通算100ゴールを達成した勢いそのままに、昇格組を相手にゴールを陥れる。
CF:ディオゴ・ジョッタ
ロベルト・フィルミーノが復帰間近。だが、コンディションがどこまで戻っているかは不透明であり、EURO2020からの疲れを感じさせずに活躍し続けるポルトガル代表FWがスタメンに戻るだろう。第5節も決定機は訪れており、あとはゴールにねじ込むだけだ。
あくまで予想であり、個々人でそれぞれの見方があるから面白い。それぞれの先発を妄想しながらも、ホームでの重要なゲームに勝利してくれると信じている…