2年間のベシクタシュでのローン移籍(正確には今年5月で契約終了)を経て、リバプールに舞い戻ってきたロリス・カリウス。絶対的守護神アリソン・ベッカーに加え、アリソンの穴を見事に埋めたアドリアン、若手有望株のクィービーン・ケレハーと盤石の体制を整えているため、カリウスに居場所はない。
レアル・マドリッドとのチャンピオンズリーグ決勝からいまいち立ち直れないドイツ人GK。ショットストップにおいては一級品だが、凡ミスも目立つため、クラブとしては使いにくい。
カリウスは1.FSVマインツ05での活躍が認められ、シモン・ミニュレに代わる第一GK候補として、移籍金470万ポンド(約6.5億円)で迎え入れられた。2018/19シーズンからトルコでプレーし、快復しそうで、痛恨のミスを犯すなど…安定的とは言えないまでも一定レベルのパフォーマンスを披露。
今期リーグアン8位でシーズンを終えたモンペリエHSCが、悩むカリウスに興味を示している。まだ具体的なオファーは出していないらしいが、リバプールは元マインツGKに600万ポンド(約8.4億円)を要求している。
元々ベシクタシュとの2年間ローンに加え、1000万ポンド(約14億円)で完全移籍へ移行するオプションを有していた。しかし給料の未払いにより、トルコのクラブとは決別。
リバプールでの未来がないため、ロリス・カリウスは早急に新たなクラブを探さないといけない。