白熱するカタールW杯は、グループステージを終え、一発勝負の決勝トーナメントの真っ只中。グループAを首位で通過したオランダ代表は、若きアメリカ代表を3得点で粉砕し、ベスト8進出を決めた。
ワールドカップ初戦となったサウジアラビア代表にまさかの黒星を喫したアルゼンチン代表だが、その後は立て直し、メキシコとポーランドに連勝。グループCを首位で通過し、ベスト16では堅守を誇るオーストラリア代表を破り、ベスト4を懸けてオランダ代表との対戦が決定。
プレミアリーグでも屈指のセンターバックであるリバプールDFフィルジル・ファンダイク擁するオランダに対して、最後のW杯になる可能性があり、ディエゴ・マラドーナ以来となるW杯制覇に燃えるリオネル・メッシ率いるアルゼンチンは熾烈な戦いになること必至。
かつてマンチェスター・シティでゴールを量産し、フィルジル・ファンダイクとも対戦経験を持つ元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは、オランダ代表DFのプレースタイルを解説した上で、気をそらさなければならないと対峙する心得を語った。
「彼はスピードがあるわけではなく、足が長い。僕にとって10回のスプリントが、彼の場合だと2回のスプリントなんだ。」
「何か他のもので彼の気をそらさなければならない…スタンドから彼に叫ぶ人が必要だ。もし私がそこにいれば、そこで彼と話し始めるだろう。」
「彼は大きい。ある時点で、プレミアリーグにおいて最も得点しにくいと言われていた。彼は体格で勝負してくる。すなわち、対峙する選手との間合いを測るため、戦略を練って、実行しなければならない。それに食いつかせるようにすれば、彼と直接対峙することを避けられる。」
「彼はボールを受けさせて、ロングボールが入るのを待ち、間に身体を入れて対応する。彼はそういったプレーをするんだ。」
ESPN