カタールで初めての冬季開催となったワールドカップ。グループDに入ったフランス代表は、オーストラリアやデンマークに危なげなく勝利。グループステージ突破を決め、主力を休ませたチュニジア戦ではまさかの黒星を喫したが、グループを首位通過。
ベスト8進出を懸けて臨んだラウンド16では、ポーランド代表と対戦。本来のスタメンを戻した同国代表は、バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキに仕事をさせずに、きっちりと勝利を掴んだ。次の試合ではセネガル代表に勝利したイングランド代表が待ち受けている。
フランス代表に選出されたリバプールDFイブラヒマ・コナテは、グループステージ全試合に出場(うち、1試合は途中出場)。ラウンド16こそ出番は巡ってこなかったが、初めてのワールドカップの舞台でも堂々たるプレーを披露している。
リバプールでも怪我さえなければレギュラーを張ってもおかしくない同センターバックは、イングランド代表との大一番を前に、トッテナムFWハリー・ケインに気を取られずに、チームとしてまとまる必要性を訴えた。
「(ハリー・)ケインは素晴らしい選手だ。何度か対戦したことがある。」
「ひとりの選手だけでなく、チーム全体を見なければならない。一緒にプレーし、コンパクトにまとまれば、うまくいくだろう。ひとりの選手をターゲットにすることはないだろう。」
「サッカーは1人や2人、4人でやるものではない。僕たちは、集団としてどう混乱させるかを話さなければならない。(選手たちに)見えないものを示してくれるのが監督の仕事だ。」
Reuters
ともにグループステージを首位で通過し、ともに快勝でベスト8に駒を進めた両チーム。ベテラン、中堅、若手…両国ともバランスの取れたチームを有しており、激しい戦いが予想される。
決勝カードでもおかしくないカードだけに、どちらが勝ち上がるのだろうか…?