スティーブン・ジェラード「ユルゲン・クロップのもとで指導を受けたかった」

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ガッツポーズするジェラード キャリア

生粋のリバプールっ子がアカデミーで才能を磨き、トップチームでデビューをしたのが1998年。縦横無尽にピッチを駆け回るプレースタイルや豪快なミドルシュート、長短のパスセンス…さらにはタックル技術にも優れた、まさにオールラウンドプレイヤー。

キャプテンとしても常にチームを鼓舞し続けながらも、自身のゴールでチームを何度も救った。キャリア後半は守備的MFとして、スアレス・スターリッジ・スターリングを操り、プレミアリーグ制覇に近づいたシーズンもあった。クラブの象徴的な存在であり、活躍は未来永劫語り継がれる。

リバプール退団とクロップ就任

ジェラードがLAギャラクシー移籍のため、リバプールを退団したのが2015年夏。当時リバプールは現レスター監督のブレンダン・ロジャースが率いていたが、成績がなかなか上がらず、さらにジェラードとの不仲説も出るほど、ロジャース政権の終わりを感じさせていた。

レジェンドが抜けた影響か、2015/16シーズンは最悪のスタートなった。2015年10月4日エバートンとの試合に引き分けたリバプールは、直近9試合で1勝しかできないほどチーム状況は悪かった。この試合の直後、ロジャースはチームを去ることになる。後任としてやって来たのが、ドルトムントを世界屈指の強豪へと押し上げた名将ユルゲン・クロップ。

引退したジェラードはリバプールアカデミーで指揮を取るようになるのだが、クロップ監督のもとで選手としてプレーできなかったことを後悔していると明かした。

「(クロップ就任前での移籍の)決断はとても後悔している。移籍していなかったら、クロップと20試合をともに戦えていたかもしれない。フットボール視点から考えると、100万%残りたかったね。」

それほどまでにクロップの存在は当時ですら偉大で、さらにリバプールをここまで成長させた実績から現在ではより一層尊敬の念は強くなっているようだ。

2024年まで契約延長したクロップ。同じく2024年までレンジャーズとの契約延長したジェラード。交わることは少ない2人だが、リバプールスピリットを引き継ぐ準備は着々と進行している。

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