ララーナ、6年間のリバプール生活に終止符

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歓喜のララーナ キャリア

新型コロナにより延期を余儀なくされていたプレミアリーグが6月17日に再開される。リバプールにとっては、いきなりマージーサイドダービーが6月21日に予定されている。

移籍市場では長年追い求めたティモ・ヴェルナーを逃す可能性が高く、予定していた資金を移籍に費やせないクラブにとっては悲しい知らせが届いた。2014年にサウサンプトンから加入したアダム・ララーナが今シーズン限りでの退団が発表された。シーズンが7月以降にずれ込む影響を受け、短期契約の延長合意も同時に公表がなされた。

リバプールでのアダム・ララーナ

サウサンプトンからリバプールにやってきたララーナは、イングランド人らしからぬ高い技術と独特なリズムのドリブル、攻守に走りまわる姿勢などがファンの心を徐々に掴んでいく。順風満帆なリバプール生活が約束されているように思えたが、度重なるケガがララーナを悩ませる。

加入3年目まではコンスタントに試合に出場し、毎年30試合付近の出場を記録している、ただ、2017年頃からケガをしては復帰して、またすぐにケガをする、負のサイクルに陥ってしまう。クロップももっと使いたいはずだが、コンディションを考慮する場面も多々あり、思うように試合出場を得られない。晩年のスターリッジの起用法に悩まされた時期に似ているとはいえ、スターリッジに比べるとまだ軽症だろう。

その一方で、サラー、マネ、ワイナルドゥム、オックス、ヘンダーソンなどライバルたちは順調な活躍を見せていく。ウイングやインサイドハーフ、今シーズンからは守備的MFに挑戦したララーナだけにいろんなポジショでプレーできるが、ライバルたちの活躍を前に、控えに甘んじる試合も多くなっていく。

ララーナが契約満了に伴い、他クラブへの移籍を選ぶのは必然であり、今シーズン当初から噂されてきた。それが現実になっただけといえば、それだけ。ただ、リバプールファンの一人としては、残念な気持ちが拭えない。首位を独走する今季、ワトフォードに敗れるまで唯一勝ち点を落としたマンチェスターUとの引き分けで、土壇場で同点弾を決めたシーンはいまでの脳裏に焼き付いて離れない。

来シーズンはどこに?

移籍先の有力候補は元リバプール指揮官ブレダン・ロジャース率いるレスター・シティ。赤から青色のユニフォームに変わっても、ララーナらしさを存分に発揮し、レスターの中盤を支え、若手を育ているために一役買うことだろう。近い将来、OBマッチで再びレッズのユニフォームに袖を通し、プレーするララーナを拝みたい。(レスター移籍は決定していないので、あしからず)

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