現在チャンピオンシップ4位スウォンジー・シティがハリー・ウィルソン獲得レースで一歩リード!

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Swansea leading the race for Wilson チーム

ウェールズ代表FWハリー・ウィルソンは、この夏の移籍市場において注目株であった。リーズ・ユナイテッドやアストン・ビラなど数々のプレミアクラブが関心を示していると報じられた。締切日には、バーンリーが合意を目指し、粘り強く交渉を続けたが、リバプールの評価額2000万ポンド(約28億円)には届かなかった。

チーム内の序列では、モハメド・サラーやハーヴェイ・エリオット、シェルダン・シャキリらに遅れを取っており、出番を得るのは至難の技だ。先日締め切られたチャンピオンズリーグでのメンバー登録からも漏れ、ますます出場機会が限られる。ベンチ外で試合を見届けるより、レベルが多少下がるものの、移籍市場がまだ空いているチャンピオンシップへの移籍を快く受け入れるはず。

多くのプレミアクラブが興味を示したのと同じく、チャンピオンシップクラブの多くが関心を持っているようで、そんな中でもスウォンジー・シティが一歩リードしている。ハリー・ウィルソンの地元ウェールズに位置するクラブであり、かつてパスサッカーでプレアアリーグでも旋風を巻き起こした過去を持つ。

昨シーズンは、シェフィールド・ユナイテッドに完全移籍したリアン・ブリュースターがレンタルで在籍。先発の座をがっちりと確保し、驚異的なスピードとゴールへの嗅覚で得点を量産し、チームの6位フィニッシュに貢献。惜しくもプレーオフで敗れ、プレミアリーグ昇格を逃したが、今季も現時点で4位と好発進している。

出場機会の確保と評価を高められるクラブであることが、レンタル先として絶対条件であるだけに、スウォンジー・シティは完璧なクラブかもしれない。リアン・ブリュースターがステップアップしたように、実績がすでに作られており、来期での売却を目論むリバプールは安心できる。出場機会の約束についても、ハリー・ウィルソンがスランプに陥らない限りは担保してくれそうなクラブであり、こちらも昨季のブリュースターも好例だ。

ハリー・ウィルソン自身も久しぶりのチャンピオンシップ帰還となる。一昨年には、フランク・ランパード現チェルシー監督率いるダービー・カウンティで、プレミアリーグ昇格まであと一歩に迫った。同じくチェルシーのメイソン・マウントらとともに、選手個人としてもブレークを果たしたシーズンであった。

昨シーズンはエディ・ハウ監督が率いたボーンマスへとローン移籍。ケガで試合に出られない時期もあったが、フリーキックやクロスなど持ち前の強みを発揮し、選手としての飛躍シーズンになったと言える。それだけに、今夏完全移籍の契約がまとまらなかったことは、残念で仕方ない。

本来であれば、アンフィールドで輝くウェールズ代表を観たいのは山々だが、モハメド・サラーの能力を考えると難しい。さらに、ディオゴ・ジョッタが加入しており、競争はますます激しい。そこに、チャンピオンズリーグのメンバーから漏れ、モチベーションも維持しづらい。個人的な思いとしては、チャンピオンシップでふたたび躍動するハリー・ウィルソンの姿を観たい…というより、この選択肢しかないかもしれない…

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