チャンピオンシップクラブが、今冬でのイングランド人DFナサニエル・フィリップス獲得に向けて動いていた!?

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フィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメス、ジョエル・マティプ…主力センターバックが相次いで長期離脱。今年1月の移籍市場でオザン・カバクとベン・デイビスを獲得し、トルコ代表DFオザン・カバクはスタメンとして、加入以来ほとんどの試合に出場し、日に日にプレミアリーグやリバプールの戦術への理解度を深め、安定感を増している。

ベン・デイビスはいまだに試合出場すら叶わない中で、存在感を高めている選手がいる。リース・ウィリアムズとともにシーズン前半戦で主力離脱の穴埋めを見事に務めたナサニエル・フィリップスだ。リースがトップチームでのプレーに戸惑いを隠せない一方で、無類の強さを誇る空中線を武器に、先発の座を掴んでいる。さらに重要なことは、ファビーニョを中盤に戻せたことで、リバプール本来の姿を取り戻しつつある。

怪我人が続出しなければ、5番手センターバックであったフィリップスには、昨年夏での移籍が取り沙汰されていた。23歳であるイングランド出身DFは、過去2シーズンをシュトゥットガルトで過ごしており、今シーズンも別のクラブで過ごす確率が高かったものの、最終的には残留。クラブにとっては幸運な結果となり、ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンらと最終ラインを守った。

ここ数試合は、『フィリップス×カバク』のコンビが定着し、そろそろセンターバック問題も落ち着きを取り戻すだろう。強さと高さを兼ね備えるヘディングはまさに凄まじく、相手選手を吹き飛ばして、ボールを頭で弾き返す場面は試合中多く見られる。ただ、俊敏性やポジショニング、スピード、前線へのパスなど劣る能力も多々あり、危なかっしさは拭えない。

とはいえ、呪いかのごとく負傷者が止まらないプレミアリーグ王者において、怪我をしない身体で、ポジションをカバーしてくれる存在は有難い。徐々にカウンターやパスを重視するチームへの対応や全体的なパフォーマンスも向上しており、チームに大きく貢献しており、クロップ 監督も称賛するほど。

存在感を高めているフィリップスには、今年の冬の移籍市場でノッティンガム・フォレストからオファーが届いていたと、報じられている。マティプの長期離脱が決定的となった一方で、カバクとデイビスの2枚取りに成功したクロップ監督は、ローンでの貸し出しに少し関心を抱いたようだ。ただし、今回も最終的には残留となり、現在の活躍に結びついている。

来シーズンはディフェンスリーダーであるファンダイクが帰ってくる。さらには、ゴメスも負傷から復帰し、マティプもコンディションを高めて戻ってくるはず。カバクの買取オプションを行使するか否かは今後の活躍次第だが、仮にオプションを行使しなくとも、別のセンターバックを獲得すると思われる。

そうなると、必然的に5番手に序列が下がり、ファビーニョをいざという時のセンターバックと考えると、6番手まで落ちることとなる。まず、ほとんど試合には出られない。もう若手とは言えない年齢であり、レギュラーでの試合出場を担保したいところ。

リーグレベルが落ちるとしても、チャンピオンシップであれば、十分に活躍できる。もしくは、ウェストハムのような高さを前面に戦うチームであれば、もっと試合に出られる可能性はある。ナサニエル・フィリップスはどのような選択を下すのか…現時点のパフォーマンスであれば、オファーを提示するクラブも現れそうだ。

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