トッテナム・ホットスパーがU-24日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて、攻勢を仕掛ける!

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Tottenham working on deal to sign Bologna defender Takehiro Tomiyasu 移籍

ジョゼ・モウリーニョ前指揮官を解任して以来、後任探しが難航していたトッテナム・ホットスパー。アントニオ・コンテ(前インテル監督)やジェンナーロ・ガットゥーゾ(前ナポリ監督)など様々な監督候補が浮上しては消えていった。

長らく苦戦していた監督人事がついに決着したのが、6月30日。昨シーズンはウルヴァーハンプトン・ワンダラーズで指揮を取っていたヌーノ・エスピーリト・サント監督の就任が正式に発表された。監督が決定したことで、来シーズンに向けたチーム作りが本格的に始まる。

イングランド代表FWハリー・ケインがチーム退団を示唆し、マンチェスター・シティから巨額の獲得オファーが届くも固辞。プレミアリーグを代表するストライカーの去就にも気を配りつつも、守備陣の強化を望む同クラブは、東京オリンピック日本代表にも選出されたDF冨安健洋の獲得に向けてアクセルを踏んでいる。

『The Athletic』の報道によると、トッテナムは1500万ユーロ(約19.5億円)に追加支払条項を付随した獲得オファーを提示した。22歳のディフェンダーに対して、所属するボローニャは1700万ユーロ(約22億円)の移籍金を求めており、両クラブには少し開きがある。

同じくプレミアリーグで戦うマンチェスター・ユナイテッドも興味を示しているが、優先順位はさほど高くない。セリエAのアタランタも日本代表DFの確保を目指しているが、冨安の希望はイングランド上陸を優先していると伝えられている。

2019年にわずか900万ユーロ(約11.7億円)でボローニャに加入した同選手は、本職のセンターバックに加え、右サイドバックでもプレーできる器用さを持つ。セリエAでは60試合に出場しており、シニシャ・ミハイロヴィチ監督からの信頼も厚い。

ヨーロッパを舞台に活躍できることを証明してみせた日本代表CBは、ステップアップの時期を迎えている。恵まれた体躯で空中線に強く、フィジカルバトルでも負けない。前線に駆け上がるスピードに加え、パス能力も申し分ない。まさに現代的なセンターバックのひとりと言える。

トッテナムでは元フランス代表DFセルジ・オーリエが退団濃厚。昨年加入したDFマット・ドハーティも適応しているとは言い難い。センターバックの一角でもあるベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトは年齢を重ね、コロンビア代表DFダビンソン・サンチェスも伸び悩んでいる。

残るはイングランド代表DFエリック・ダイアーくらい。ウェールズ代表DFジョー・ロドンや若手DFジャフェット・タンガンガも定位置を確保しているとは言えず、日本代表DF冨安健洋がポジション争いに食い込むチャンスが十分にあり得る。

イタリアの地ではトップクラスのストライカーと対峙してきた経験をもとに、プレミアリーグへの移籍が実現するかは注目に値する。リバプールにとってもライバルクラブの新戦力候補だけに、日本代表DFの去就を見守っていきたい…

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