アストン・ヴィラMFフィリペ・コウチーニョがリバプール時代を “美しい物語” と回顧!

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Aston Villa midfielder Filipe Coutinho recalls his time at Liverpool as a 'beautiful story'! キャリア

2013年の冬にインテル・ミラノからリバプールに渡ったブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、アンフィールドで輝かしい時代を過ごし、通算201試合54ゴール45アシストと数字においても見事なゴールやアシスト数が、その凄まじい活躍ぶりを物語っている。

2015年にはユルゲン・クロップ監督が就任し、徐々に成績が上向いてきたリバプールにおいても攻撃の中心を担い、巧みなドリブルと絶妙なラストパスで、スタジアムに詰めかけたサポーターたちを歓喜させ続けた。

しかし、ブラジル代表ミッドフィルダーは次第に移籍を仄めかし始める。2017年の夏から移籍をクラブ首脳陣に打診。監督含めて説得を試みたが意志は固く、その半年後には念願のバルセロナ移籍を果たした。

リバプールも決して主力選手の退団を無駄にはせず、現時点でも歴代移籍金ランキングで4位に付ける莫大な移籍金を手に入れた。その資金をもとに、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクとブラジル代表GKアリソン・ベッカーを獲得し、いまのチームの特長とも言える強固なディフェンスを作り上げた。

その後、リバプールはチャンピオンズリーグやプレミアリーグを制覇する一方で、フィリペ・コウチーニョのサッカー人生は順風満帆とはいかない。バルセロナではレギュラーの座を掴みきれず、途中バイエルン・ミュンヘンでCL優勝という皮肉とも取れるキャリアを歩むことに。

ロナルド・クーマン監督の就任で流れが変わるかに思えたものの、パフォーマンスレベルは上がらない。さらには、クラブが財政難に陥ることになり、バルセロナは売却先を探し求めた。そんな中、かつて共にプレーしたスティーブン・ジェラード監督率いるアストン・ヴィラが救いの手を差し伸べた。

他にも獲得オファーが届いていたようだが、ジェラード監督の存在が決め手で、アストン・ヴィラで一緒に戦うことになった。買取オプション付き、半年間のレンタル移籍で加入した同選手は、イングランドで本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。

ここまで10試合4ゴール3アシストとすでに主軸を担い、1試合を除き、すべての試合で先発出場を果たしている。ヴィラ・パークで躍動し続ける元リバプールMFだが、古巣での日々は美しいものであったと告白しており、苦悩の日々を過ごしたバルセロナにも感謝の意を述べている。

「リバプールでは美しい物語があって、あそこでは幸せだった。今はアストン・ヴィラでストーリーを書き始めている。」

「イタリア、スペイン、ドイツでプレーしていたときのように、ふたたびイングランドで良いプレーができるようになって、うれしく思っているよ。」

「バルセロナではうまくいかなかった理由を語るのは難しい。良い時間を過ごしたけど、順序や行動様式が違いを生んだ要素だったかもしれない。」

「常に大きな敬意とプロ意識を持って、前に進むべき時だった。僕の仕事を信じてくれたバルセロナに感謝しているし、歴史のあるクラブを守れたことをありがたく思っている。」

Globo Esporte
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