2015年の夏にホッフェンハイムからリバプールに加入したロベルト・フィルミーノ。元々は攻撃的ミッドフィルダーだったが、ユルゲン・クロップ監督の指揮下でセンターフォワードに転向すると、サディオ・マネやモハメド・サラーと強烈すぎるフロントスリーを形成し、世界中のディフェンダー陣を恐怖に陥れた。
強靭なセンターバック陣を背負うことができ、後ろ向きでもスルーパスを出せる卓越した攻撃センス。近年は中盤に下がり、攻撃にリズムを付ける役割も担っており、ピッチ全体を縦横無尽に、かつ献身的に走り回る。
ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスの加入やゴール前でのパフォーマンス低下に伴い、レギュラーを外れることも多かったが、今シーズンはふたたび輝きを放っている。カタールW杯中断前までに21試合9ゴールを挙げており、直近のサウサンプトン戦でもヘディングでゴールを奪った。
惜しくもブラジル代表からは漏れてしまったが、復活を遂げた同フォワードとリバプールの契約は今シーズン終了までとなっており、クラブは契約延長に向けて準備を進めている。
海外メディア『Goal』によれば、リバプールは2年契約でオファーの用意を始めており、1年延長のオプションが付いているようだ。ロベルト・フィルミーノはアンフィールドでのプレーを続けることに前向きとも報じている。
現時点で交渉を遮る、または頓挫させるような要因は見つからない。フィルミーノの家族もイングランド生活に馴染んでおり、子供たちの教育を考えると、イギリスで学校に通わせたいと思ってもなんら不思議はない。
はたして、7年間チームに貢献し続けてきたベテランフォワードは、最長3年となる契約延長に合意するのだろうか…？