2015年から育て上げたチームの大幅な入れ替えに挑むリバプール。金満クラブ、マンチェスター・シティとも張り合えるだけの戦力を有し、ヨーロッパでも屈指の強豪クラブに変貌した同クラブだが、世代交代は順調に進まず、今夏の移籍市場では中盤の刷新に取り組む。
プレミアリーグだけではなく、リーグ・アンやブンデスリーガで活躍する様々なミッドフィルダーに関心を寄せている。かつてリバプールやワトフォードでプレーし、引退後はTVコメンテーターなどとして活躍する元イングランド代表MFジョン・バーンズは、クリスタル・パレスMFエベレチ・エゼ獲得を古巣クラブに推薦した。
「彼を愛している。素晴らしい選手だと思うし、良い姿勢を持った攻撃的な中盤の選手だね。ワンタッチ、ツータッチでプレーでき、ドリブル、パス、ゴールも決められる。」
「国内のどのトップチームにもフィットする最高の選手だ。リバプールにいれば、絶対に彼を気に入るだろうね。リバプールが興味を持つかどうかは別の話だが、彼は中盤の3人のうちの1人として、10番として、あるいはウインガーとしてチームに溶け込むだろう。」
「彼はとても知的で、ボール扱いがとてもうまい。クリスタル・パレスのベストプレーヤーだと思うよ。」
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2020年の夏にQPRからクリスタル・パレスに移籍。初年度はシーズン前半を怪我により棒に振ったが、後半戦から徐々にプレー時間を確保し、プレミアリーグで13試合に出場した。
パトリック・ビエラ監督の信頼も勝ち取り、今季は開幕戦からレギュラーに定着。卓越したボールテクニックや身体の強さ、ドリブル突破、フリーキックなどあらゆるシーンで能力の高さを証明してした。途中、チームの成績が芳しくなく、スタメンを外される時期もあったが、ロイ・ホジソン監督復帰以降はふたたびレギュラーに舞い戻っている。
リバプールが関心を持っているとの噂すら出ておらず、アンフィールドでプレーすることはなさそうだ。今シーズン10得点とゴールも奪えるミッドフィルダーであり、年齢も24歳と魅力的。イングランドに限らず、ヨーロッパのトップチームが獲得に乗り出してもおかしくはないのかもしれない…