ユルゲン・クロップ監督のもとで、最強を誇ったフロントスリーがほぼ解体され、残すはエジプト代表FWモハメド・サラーのみとなった。いまでもチームのエースに君臨するウィンガーに対しては、中東のクラブから熱視線が注がれており、この夏の移籍可能性もゼロではない。
その後継者を務められる即戦力のウィンガーやフォワードを狙うリバプールは、ヨーロッパや南米で活躍する若きアタッカーをリストアップしており、次の移籍マーケットで獲得を試みる見込みだ。一方で、アカデミー強化にも抜かりなく、非凡なポテンシャルを秘めた選手らに注目している。
英『The Express』によれば、リバプールはレアル・マドリードU-19に所属する16歳MFパウロ・イアゴの成長を見守っており、近い将来に獲得の乗り出す可能性があるようだ。なお、ディオゴ・ジョッタやダルウィン・ヌニェスら、ジョルジュ・メンデスが代表を務めるエージェント会社『Gestifute』との繋がりが助けになると指摘している。
16歳ながらもバルセロナやスペイン代表でも大躍進中のラミン・ヤマルと並び、その才能が評価されるセントラルミッドフィルダーは、レアル・マドリードのアンダーカテゴリーで違いを見せ付けており、スペインU-17代表の常連。
ブレグジットの煽りを受け、18歳以下の外国人選手は獲得禁止になっているプレミアリーグだけに、いますぐにスペインの首都から引き抜くことはできない。それでも、今後も成長をチェックし、18歳になるタイミングで獲得に動き出すかもしれない。
はたして、スペインの至宝になり得るミッドフィルダーは、どのようなキャリアを歩むのだろうか…?