オリンピックスタジアムでの試合に完敗…チームパフォーマンスに“落胆”ユルゲン・クロップ監督はジャッジに怒り収まらず

スポンサーリンク
Losing the game at the Olympic Stadium... Jurgen Klopp is disappointed with his team's performance and is still angry about the judges. 試合

日本時間2021年11月8日未明に行われたプレミアリーグ第11節ウェストハム対リバプール戦。ロンドン・オリンピックスタジアムに乗り込んだアウェー戦は、リバプールにとって好ましくない結果となってしまった。

試合早々にコーナーキックの混戦から、アリソン・ベッカーのオウンゴールで先制に成功したウェストハム。その後は守備的な戦いに終始し、前半終了間際まで無失点を貫いたものの、トレント・アレクサンダー=アーノルドの華麗なフリーキックで同点に追いつかれる。

リバプールからすれば、予期せぬ先制点を許したが、前半の内に同点に追い付けたことで、後半戦の巻き返しに望みを繋いだ。しかし、後半はホームチームが徹底したカウンター攻撃に加えて、ブレントフォードにも狙われたペナルティエリア内での空中戦に苦しむ。

結果的には、カウンターから2得点目を奪われ、さらにはコーナーキックからフリーになったDFクル・ズマのゴールで2点リード。途中出場のリバプールFWディボク・オリギのゴールで1点差に詰め寄ったが、同点弾は生まれずに試合終了。

大金星を挙げたウェストハムとは対照的に、後味の悪い試合内容となったアウェーチーム。今シーズン、何度もピンチになっているハイラインの守備網は改善されず、センターバックを外された空中戦の対応へのまずさなどミッドフィルダー含め守備対応の脆さを露呈した。

試合を振り返ったユルゲン・クロップ監督はセカンドハーフに試合のコントロールを失い、我慢できなかったことを認めた上で、2つの議論を呼ぶジャッジに対しては不満を募らせている。1つ目は先制点の場面でのGKアリソンへのファール、2つ目はジョーダン・ヘンダーソンへのアーロン・クレスウェルの危険なタックル。

 「前半はゲームを完全にコントロールし、見事な同点ゴールを決め、ゲームの主導権を握っていた。」

「後半、相手チームはカウンターとセットプレーから得点。しかし、このような結果になってしまった要因は、試合をコントロールできなかったからだ。我慢できなかったように見えた。」

「だからこそ、試合に負けてしまった。でも、(最初の失点シーンは)アリソンに対する明らかなファウルだと思うし、なぜファールにならなかったのかわからない。あの状況のダイナミックさを見れば、ファールでないわけがない。」

「それに、クレスウェルとヘンダーソンの状況だけを見ても、明確にレッドカードだと思う。議論の余地はなく、あのような形でチャレンジすることは許されない。」

アリソン・ベッカーへのファールは、ウェストハムのプレーヤーが引っ張っている様子も見えず、キーパーチャージがなくなった現代ではファールになりにくい。ブラジル代表はより力強く、相手選手を弾き返すようなプレーが必要だったのかもしれない。

しかし、アーロン・クレスウェルのジャンピングタックルは完全に体のコントロールを失っており、ヘンダーソンの脚を挟み込むような形にもなり、怪我を誘発するプレーであることは間違いない。

ボールに先に触ったことは現代サッカーでは議題ではなく、またボールの上に触れたことで足が上がったことも議論の中心ではない。あくまで、足の裏が高く上がっており、ヘンダーソンの膝に接触していること、さらには身体のコントロールを失っていることが問題。個人的な視点では、クロップ監督の意見に賛同し、一発レッドカードにならなければいけないシーンであった。

この試合でVARを担当スチュアート・アトウェルによれば、「必要な力も、強さも、明確な接触もなかった。」とファールにすらならなかったインシデントを説明している。ただ、同じような場面でレッドカードが提示されている試合もあり、審判団には継続性と基準の統一が迫られる。

試合
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました