リバプールレジェンドDFジェイミー・キャラガーが緊急事態の古巣に獲得を進言する選手は、フランス代表DFダヨ・ウパメカノ

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Jamie Carragher on Dayot Upamecano 移籍

ディフェンスリーダーであるフィルジル・ファンダイクの長期離脱が予想され、デヤン・ロブレンの後釜も獲得できなかったリバプールは、クラブワールドカップでジョーダン・ヘンダーソンがセンターバックを担当した昨年の年末以上に緊急事態に陥っている。ジョエル・マティプは負傷によりシーズン途中で度々離脱する一方で、ジョー・ゴメスはまだ若さが目立つ場面も多い。

万が一マティプもしくはゴメスが離脱した場合には、本来守備的MFを務めるファビーニョが控えるものの、選手層は乏しいと言わざるを得ない。リース・ウィリアムズやセップ・ファン・デン・ベルフら有望な若手は在籍しているが、いますぐにトップレベルでの対応は難しい。最もベンチ入りに近いのは23歳DFナサニエル・フィリップスだが、戦力ダウンは否めない。

リバプール一筋でキャリアを終えたクラブのレジェンドであるジェイミー・キャラガーは、オランダ代表DFの代わりを務められるほどの、ワールドクラスのディフェンダーを今冬の移籍市場で獲得すべきであると進言。

さもなければ、プレミアリーグを連覇することは難しいであろうと見解を示し、その最先鋒としてキャラガー氏が推薦したのが、RBライプツィヒに所属する若きDFダヨ・ウパメカノだ。

「来年夏の移籍市場において、リバプールが次に大金を支払い獲得する選手は、センターバックでなければならない。」

「デヤン・ロブレンが移籍したが、代えの選手を獲得しなかった。結果、センターバックが3名しかおらず、その中のひとりであるジョエル・マティプはいつもケガをしている。ジョー・ゴメスに関しても、疑問符がつきまとっている。」

「だからこそ、リバプールが来夏の移籍マーケットでは大きな動きを見せないといけない。ただ、状況が変わり、今夏に誰を狙っていたかは分かりかねるが、来年の1月に獲得を早めなければなくなった。(1月と言っても…)1月末ではなく、クラブの言い値を支払う覚悟でスピーディに動かないといけないね。」

「ライプツィヒには、みんなが口にする若い選手がおり、それがダヨ・ウパメカノだ。ファンダイクの代わりをそのまま務められるかと言えば、身長が少し低いため、空中線では比較にならないかもしれない。それでも、もしリバプールが今夏に彼を狙っていたのであれば、とにかく早く獲得すべきだ。」

「(2021年1月に獲得できるように)余分の移籍金を支払って、2021年1月1月に契約できるようにしちゃえ。それまでの11試合はフィルジル・ファンダイクを欠いて戦わなければならない。」

フランス代表デビューも飾った若き逸材ダヨ・ウパメカノ。強靭な肉体に似合わず、驚異的な運動神経を有し、スピードで振り切られることも稀だ。ドイツでは守備陣の中核を担っており、実力が実証済み。プレミアリーグに関わらず、多くのビッグクラブが触手を伸ばすポテンシャル抜群のセンターバックである。

リバプールの将来を担うセンターバックとして、ライプツィヒ所属フランス代表DFダヨ・ウパメカノを狙っても面白い!
今年の移籍市場でアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドなどプレミアリーグの強豪がこぞって興味を示していたダヨ・ウパメカノ。2017年の冬に兄弟クラブRBザルツブルグからRBライプツィヒに加入したセンターバックは、以来ブンデスリーガで評価を...

加えて、フィルジル・ファンダイク含めたリバプールのディフェンスラインについても言及し、ウパメカノのようなトッププレーヤー獲得を声を大にして主張している。

「フィルジル・ファンダイクに関してひとつ言えることは、過去23試合のすべてに出場しており、クリーンシートはたった5試合しかない。だから、すべてがうまくいっているとは言い切れない。アストン・ビラに7点奪われ、リーズ戦も目撃している。」

「それでも、リバプールはトッププレーヤー獲得に動くべきだと思うよ。」

今年の夏にチアゴ・アルカンタラやコスタス・ツィミカス、ディオゴ・ジョッタを獲得しており、潤沢な資金があるようには思えない。他方、リアン・ブリュースターやデヤン・ロブレンなどを移籍させており、それなりに移籍金も得ている。チアゴとツィミカス分は回収済みと考えて差し支えないだろう。

ディオゴ・ジョッタ獲得には、約4000万ポンドを費やしており、この部分は回収できていない。シェルダン・シャキリやハリー・ウィルソン、マルコ・グルイッチらの完全移籍でまかう算段も見事に崩れ去った。とはいえ、昨年がかなりの節約を行っている。

具体的にクラブにどれだけの余裕があるかは、当人しかわからない。競合ひしめくウパメカノ獲得レース参戦となると、まさに大金が必要不可欠。クロップ監督含め、首脳陣やスカウトが頭を悩ましているはずだが、個人的にはブライトンのベン・ホワイト獲得が現実路線に思えて仕方ない。

リバプールのベン・ホワイトへの興味は明白であり、ブライトンの頑な態度で移籍は実現しなかった。プレミアリーグ経験こそ少ないが、ポテンシャルは十分。クレバーな選手であり、カバーエリアが広いジョー・ゴメスと適切なポジショニングで補完関係を築けると見立てている。線が細いのは気になるが、今後数ヶ月で飛躍的な成長があれば、ベン・ホワイト獲得の前倒しもあり得ない話ではない。

緊急事態なのは明らか。来年1月に新戦力が到着するのか、それとも現有戦力のやりくりで戦い抜くのか。ただでさえ過密な日程の今シーズンだけに、リバプールの判断から目が離せない。

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