今シーズン、プレミアリーグに昇格したブレントフォードの本拠地へ乗り込んだリヴァプール。開幕戦ではアーセナルを破り、前節にはアウェイの地でウルヴァーハンプトン・ワンダラーズを撃破した実力は本物だった。
イーサン・ピノックの先制点でリードしたが、直後にディオゴ・ジョッタが同点弾を奪う。モハメド・サラーがチーム2得点目となるゴールでアウェイチームがリードをすれば、9分後には同点に持ち込む。それから4分後にはカーティス・ジョーンズが見事なミドルシュートで勝ち越しに成功したが、82分には執念の同点ゴールをたたき込んだ。
シーソーゲームは結果3対3の同点で決着。ともに失点の少ない試合展開で勝ち点を積み重ねてきたが、この試合が別物。合計6ゴールが飛び出す乱打戦は、ブレントフォードが戦略に忠実に、ジョエル・マティプとトレント・アレクサンダー=アーノルドを狙い続けた結果とも言える。
プレミアリーグで久しぶりのスタメン出場を果たしたリヴァプールMFカーティス・ジョーンズは、自身が決めたゴールを喜びつつも、勝ち点3を逃したことへの悔しさを吐露している。ただし、ブレントフォードも称え、引き分けが妥当だったとの考えも明かしている。
「ボールを持って中に切り込んだら、ゴールが見えてそのままシュートを打った。ゴールに吸い込まれたのはラッキーだったね。」
「でも、勝ち点3を獲得できなかったのは残念。次の試合では必ず勝ち点3を獲得したい。」
「良いプレーができたけど、相手も良いプレーを披露した。引き分けで妥当だと思ってるよ。彼らはとても良いチームで、相手にするのは大変だった。」
「プレミアリーグにいるチームは、どのチームも良いチームだね。100%の力を発揮できなければ、罰を受けることになるんだ。」
次節はポルトとのチャンピオンズリーグ第2戦を挟み、マンチェスター・シティをアンフィールドに迎えての大一番。確実に勝ち点3を手に入れ、ライバルとの勝ち点差を広げたい一戦は、チェルシー戦に続き、見所の多い試合になること間違いない…